子供の陰部の腫れに気が付いたら何科に行けばいい?
3歳前後の男の子では陰部の先端が赤くはれてしまい痛がることがあるかもしれません。多くのお母さんはびっくりしてしまいますが、白い膿が出る事もあります。
こんな時、お母さんは少しびっくりしてしまいどうしようと不安になりますね。
子供の陰部の腫れ症状は?
このような症状の多くは亀頭包皮炎と呼ばれ、亀頭や包皮の先端に炎症を起こしてしまったことが原因と考えられます。
このような炎症は多くの場合、短期間の抗菌剤で落ち着きますので安心してください。
亀頭包皮炎を起こした時には、無理に包皮を剥いたり触ったりしますと炎症が激しくなる可能性があるので気をつけましょう。
生まれてきた男の赤ちゃんは包茎の状態が普通です。
亀頭部分全体が包皮でおおわれているのです。
この包茎が亀頭包皮炎の原因の一つになっています。
包皮がむけるのは個人差があり、生殖器が急激に成長する思春期の頃までには多くの男の子はむけるようになっています。
また幼児が繰り返し亀頭包皮炎を起こしてしまう場合には包茎に対する治療を考える事になります。
治療方法はいくつか考えられますが、その症状に応じた方法を医師と相談して決める事になります。
子供の陰部の腫れに気が付いたら、病院は小児泌尿器科へ行こう
このように男の子が陰部をかゆがったり腫れたりした症状を生じてしまった場合にはどこの病院に行ったらいいのか少し悩んでしまいますね。
そんな時には是非小児泌尿器科をおすすめします。
小児泌尿器科という科の名前はあまり聞きなれないかと思いますが、子供の尿路や生殖器の病気を扱う診療科の事で、腎臓や膀胱・尿管・尿道・陰茎や精巣などの外陰部の病気を専門としています。
大人と共通するとはいえ子供ならでは構造もありますので大人と違った専門的な知識が必要となります。
子供専門の泌尿器科で見てもらうのが一番安心できるのではないでしょうか。
子供は雑菌が繁殖しやすい
子供が陰部をかゆがることは実は少なくありません。
陰部は汚れやすくデリケートな部分ですので下着の擦れや汗、便や尿などの刺激でもかゆみや腫れを引き起こしてしまいます。
皮膚に湿疹などもなく単にかゆみを伴うこともあります。
中にはかゆみの原因が皮膚カンジタ症などの場合もありますので早めに病院へかかることをおすすめします。
早めに原因を特定し、医師の専門的治療を受けるのが早期回復への早道になるのです。
子供の陰部の腫れは決して珍しい事ではなく、多くの男の子は経験しているのではないでしょうか。
そんな時あわてず近くの小児泌尿器科を捜し早めに受診してみてください。